On the Mat（オン・ザ・マット）

先日、スポーツクラブでのヨガのレッスンでこんなお話をさせていただきました。


ヨガは身体が柔らかい人だけがやるのもではなく

身体が硬い人ほどその効果がわかりやすいので、

ポーズの形、美しさにこだわらずに自分の身体に効果的なポーズをしましょう！！！

30人いれば30人のポーズの形は全て違うはずなんです。

骨格や柔軟性は人それぞれ。

だから、他の人と比べないことが大切。

テレビや雑誌などのメディアで、スレンダーな人が美しいポーズをしていると

そのようにやらなくてはいけないと思ってしまいますからね。

でもそんなことはないのです。



レッスン中も、生徒さん達の柔軟性に合わせて、

ポーズをとるにあたってのオプションをいくつか提供しましたが、

自分の身体を向き合って、出来るところでポーズをとりながらしっかり呼吸しをしている方、

もっと！もっと！と、身体の悲鳴を聞かずに難しいポーズを選んでしまう方、

無理やりポーズをつくってしまったために体が伸びていない方、

など様々です。

何度も何度も私が繰り返し言っても、ついつい頑張ってしまうようなんです。



普段の生活で頑張っている方、今まで頑張ってきた方は、

頑張るということがもう癖になっているのだと思いました。

スポーツをやっている、エアロビなどの有酸素運動が好きという方も同じ。

もちろんそういった方の中には、ヨガで自分と向き合うことが出来ている方もいます。

でも、スポーツクラブでの生徒さん達は、頑張り屋さんが多い！！！！！


レッスンが終わって、『先生、やっぱり私は負けず嫌いだから頑張っちゃうんだよね～。』

と声を掛けられました。

負けず嫌い＆頑張りやさんはいいことだと思います。

やってやろうと言う気持ちが大切なときだってあるし、

なにより向上していけますよね。

でもそれが too muchになってしまうと、自分にプレッシャーがかかって辛くなるかも知れません。

出来なかったときの悔しさも生まれますね。

だから、せめてヨガの時だけはそんなことを忘れて他人と比較せずに

マットの上で自分だけの世界に入る。


ヨガはただのエクササイズではない。

そのことを、スポーツクラブでもゆっくりと、しっかりと伝えていけたらいいなと思いました。